Polygon

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●シリーズ世界遺産100 「九寨溝」 ~中国~

国名: 中国
分類: 自然遺産
登録年: 1992年
遺産名(英語): Jiuzhaigou Valley Scenic and Historic Interest Area

四川省の西北部にある九寨溝は、原生林が生い茂った50キロほどの渓谷に、大小100あまりの湖沼や瀑布が点在する景勝地です。付近にチベット族の村落である「寨」が9つあったことから九寨溝と名付けられました。140種類もの鳥類や、ジャイアント・パンダなどの危機に瀕している動物たちが生息する場所としても知られています。「シリーズ世界遺産100」では、九寨溝の美しくも不思議な風景を、それがどのようにでき上がったのかを解き明かしながら見てゆきます。4000メートルを越えるこの山岳地帯は、およそ2億5千万年前に海底が隆起してできました。氷河期の終わり頃、氷河は前進と後退を繰り返し、山の地面を削りながら消えて行き、あとに岩石や土砂の堆積物が残されました。そこに大量の石灰を含んだ地下水が湧き出し、石灰が堆積物に付着した結果、棚田のような湖沼の連なりができたと考えられています。透明の湖底には、樹氷のような「石灰華」が横たわっています。これは倒木に石灰が付着してできたものです。石灰は森の形成にも重要な役割をはたしています。堆積物に石灰が付着して出来た堤には、無数の小さな穴が開いています。そこに樹木の種子が引っかかり、激しい流れの中でも、根付くことができるのです。木が育つとその周りにさらに石灰や苔がつき、そこに植物が生えて森が広がっていきます。大自然は、人間の想像をはるかに超えた造形を生み出す、天才芸術家です。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-07-03 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「サリアルカ自然公園」 ~カザフスタン~

国名: カザフスタン
分類: 自然遺産
登録年: 2008年
遺産名(英語): Saryarka - Steppe and Lakes of Northern Kazakhstan

カザフスタン北部のサリアルカ自然公園は、草原や湿地帯をあわせ45万ヘクタールにも及ぶ広大な自然遺産です。手付かずの自然が残り、絶滅危惧種を含む動植物の貴重な生息地になっています。「シリーズ世界遺産100」では、自然公園内で見ることのできる水鳥たちや、“幻の珍獣”と呼ばれるサイガの生態をご紹介します。公園内の湿地帯は、アフリカやヨーロッパ、シベリアの間を行き来する水鳥たちの中継地になっています。アフリカから来るオオフラミンゴや、北からやって来るコブハクチョウが、同じ場所で羽を休めています。一方、草原では、中央アジアの草原地帯にだけに住む草食動物サイガを見ることができます。サイガは、巨大な鼻が特徴の牛の仲間。夏、気温が50度近くにまでなるという草原の厳しい環境を生き抜くために、鼻が大きく発達しました。サイガはまた、痩せた土地で、わずかな期間しか食べることのできない新芽を求めて、草原を数千キロメートルにわたって大移動します。羊を追いながら移動する遊牧民は、いちばんいい草、いちばん栄養のある草を選んで移動するサイガを頼りにしているそうです。
(original text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-07-04 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「バンダルガン国立公園」 ~モーリタニア~

国名: モーリタニア
分類: 自然遺産
登録年: 1989年
遺産名(英語): Banc d'Arguin National Park

アフリカ・モーリタニア北西部。大西洋沿岸に広がるバンダルガン国立公園は、シベリアやヨーロッパなどとアフリカを行き交う、鳥たちの中継地となっています。「シリーズ世界遺産100」では、公園内にあるアレル島を訪ね、なぜこの海が鳥たちの楽園となっているのかを探ります。早朝、潮が引き始めると、島の周りには広大な海底が現れます。この海は、強い東風によってサハラ砂漠から大量の砂が流れ込むため、極端な遠浅です。浅い海底には太陽の光がたっぷりと注ぎます。そこに海流に乗ってミネラルが流れ込み、海藻やプランクトンが大発生。小魚などを呼び込むのです。鳥たちは1日2回、潮が引く間に餌を取ろうと大忙しです。島では、モモイロペリカン6000羽とカワウ7000羽が同時に子育てをするため、時折、トラブルも起こります。大食いのペリカンがウを襲うのです。ただし、襲うといっても、食べるのではありません。驚くと食べた魚を吐き出すウの習性を利用して、餌を横取りするのです。しかし、そうまでしても、無事に大人になれるのは2羽に1羽ほど。厳しい試練を乗り越えたペリカンとウのヒナが、巣立つ姿は感動的です。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-07-06 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ガウディの作品群」 ~スペイン~

国名: スペイン
分類: 文化遺産
登録年: 1984,2005年
遺産名(英語): Works of Antoni Gaudi

アントニ・ガウディの作品群の中でも、随一の巨大さと構造の複雑さを持つ「サグラダファミリア教会」。それゆえ、「永遠に完成しない」ともいわれてきましたが、聖堂内部が完成し、祈りの場としてミサが行われるようになりました。「シリーズ世界遺産100」では、完成した聖堂の美しい姿を紹介し、完成の鍵となったガウディの設計思想である「幾何学」について探ります。現在、月に一度のペースで行われている聖堂でのミサ。毎回、5,000人もの信者が参加しています。ガウディは「森の中の礼拝」をイメージして聖堂を設計しました。柱は、上に行くにつれて枝分かれした樹木のようになり、天井には、一面、シュロの葉を模した装飾が施されています。実は、聖堂の森は自然そのものを写し取ったものではありません。ガウディが「幾何学」を使って設計し直した森なのです。聖堂の中は、ほとんどが直線で構成されていて、ガウディがそれまで多く用いていた「自由な曲線」は存在しないのだといいます。ガウディは、自分が亡くなった後も、仕事を受け継ぐ人々が自分の意図に忠実な物を作れるように、「幾何学」を設計の基礎に置いたのだといいます。サグラダファミリアの完成に対するガウディの思いと、その思いを受け継ぎ、聖堂を完成に導いた人々の姿に迫ります。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-07-07 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ビクトリアの滝(2?)」 ~ザンビア・ジンバブエ~

国名: ザンビア、ジンバブエ
分類: 自然遺産
登録年: 1989年
遺産名(英語): Mosi-oa-Tunya / Victoria Falls

アフリカ南部を流れる大河ザンベジ川の中流、ジンバブエとザンビアの国境にビクトリアの滝はあります。南米のイグアス、北米のナイアガラと並んで世界三大瀑布と称される滝は、現地の言葉で「モシ・オア・トゥンヤ(雷鳴とどろく水煙)」と呼ばれています。その名の通り水量が多い雨季には、1分間に5億リットルの水が落下。巨大な水煙が舞い上がって、その姿を覆い隠してしまいます。幅1700メートル、落差110メートルという滝の全貌は、乾季にならないと見ることができません。「シリーズ世界遺産100」では、ビクトリアの滝が長い年月をかけ下流から上流へと移動してきた事実を紹介します。滝の上流は穏やかな大河ですが、滝を挟んで下流側は一転して、険しい峡谷がジグザグ状に続いています。これは、かつての滝の跡なのです。この一帯は複雑な地殻変動により、固い台地の上に亀裂が走り、そこに柔らかい堆積岩が埋まっています。そこを川が流れ、滝ができました。川が堆積岩を浸食することによって、滝の位置が徐々に上流へ上流へと移動していったのです。今も、滝の下流には20万年前、最初の滝の跡を見ることができます。現在の滝は8番目の滝ですが、浸食は今も進んでおり、上流には数千年後に次の滝になる割れ目ができています。ビクトリアの滝は壮大な旅を続ける滝なのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-07-09 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo

> BDR-0204にもあり(同一内容かどうかは未確認)





●シリーズ世界遺産100 「キト市街」 ~エクアドル~

国名: エクアドル
分類: 文化遺産
登録年: 1978年
遺産名(英語): City of Quito

南アメリカのエクアドル。その首都キトは、アンデス山脈の北部に位置する標高2850メートルの“天空都市”。そして1978年、世界遺産第一号になった街です。この街はかつて、クスコに次ぐインカ帝国第2の都市として栄えていました。しかし16世紀半ば、スペインによる侵略を受け、植民都市として生まれ変わります。街には、ヨーロッパから持ち込まれた建築様式の教会や修道院が80以上。すべてカトリック布教のためのものです。この街並みが植民地時代の文化を伝えるものとして、世界遺産になったのです。華麗な建築の中には、キリスト教文化には見られないものが潜んでいます。それは、インカ帝国で最高の神と崇められていた太陽のモチーフなどです。支配を受けた先住民たちがインカの誇りを失わないようにと織り込んだ、意志表示でした。このような先住民たちの強い意志はスペインの文化とぶつかり、キト独自の芸術を生み出しました。人々はどのようにしてスペインに立ち向かい、インカの誇りを守り継いできたのでしょうか。「シリーズ世界遺産100」では、キトの街に先住民の刻んだインカの証しを探します。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-07-16 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「カナイマ国立公園2」 ~ベネズエラ~

国名: ベネズエラ
分類: 自然遺産
登録年: 1994年
遺産名(英語): Canaima National Park

ベネズエラのギアナ高地の中心部に位置するカナイマ国立公園。テーブルマウンテンと呼ばれる巨大なテーブル状の山が100近く連なっています。その山からは多数の滝が流れ落ちています。「シリーズ世界遺産100」では、今回パート2として世界最大落差の滝「エンジェル・フォール」を中心に伝えます。最後の秘境といわれるギアナ高地の奥にあるエンジェル・フォールに向かうには、水量が最も多い季節に川から行くしかありません。この滝が知られるようになったのは1936年、アメリカの冒険飛行家ジミー・エンジェルが飛行中に発見してからです。落差979mのこの滝には滝つぼがありません。水は落ちる途中で細かい雨や霧になってしまうからです。滝の水しぶきは数キロにも広がり、森を潤してきました。隔絶された森には、珍しい動物が今も生き続けています。長い間人の侵入を拒み「最後の秘境」と呼ばれたギアナ高地には未踏の地が残されています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-07-16 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「アーヘン大聖堂」 ~ドイツ~

国名: ドイツ
分類: 文化遺産
登録年: 1978年
遺産名(英語): Aachen Cathedral

8世紀末、フランク王国のカール大帝は、国土の中心に位置するアーヘンに宮廷を置き、付属の礼拝堂を完成させました。八角形の中心部のドームを頂く構造です。10世紀中頃に大帝の玉座が作られ、以後300年間にわたり神聖ローマ帝国皇帝の戴冠式がここで執り行われました。「シリーズ世界遺産100」では、中心部に32メートルの高さを持つ八角形のドームの「八」の意味を探ります。西ヨーロッパを支配したフランク王カールに近づいてきたのは、ローマ教皇のレオ3世でした。当時ローマ教皇の権力基盤は弱く、レオ3世はカールにその保護者を求めようとしたのです。キリスト教世界の保護者となったカール大帝は「八」の数字に大きな意味をこめました。アーヘン大学教授ディーター氏によれば、「八」は復活を意味する重要な数字で、割礼は生後8日目、ノアの箱舟で助かったのは8人など、「八」は中世キリスト教の象徴的な数字でした。そして「八角形」は円の中で二つの「四角形」を交差させるとでき上がります。円は永遠の神を象徴し、四角は世俗的世界を意味し、天国への4つの方向や人間の4つの性格を表しています。つまり、カール大帝は世俗の世界と神の世界を結ぶ権力を、「八角形」で象徴させたのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-07-20 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「グランドキャニオン国立公園」 ~アメリカ~

国名: アメリカ
分類: 自然遺産
登録年: 1979年
遺産名(英語): Grand Canyon National Park

アメリカ南西部に450キロにわたって続く広大な峡谷地帯は、コロラド川が赤い大地を侵食して作った景観であり、地球の歴史が刻まれています。「シリーズ世界遺産100」では、こうした景観がどうして作られたのかをご紹介します。かつてコロラド川は、現在の水面よりも1600メートルも上の平原を流れていました。数百年前、激流が平原を刻み始め、支流を巻き込みながら広く深くなっていきました。今、川は25億年前の地層を削りながら流れています。激流が川底を削るのは、100年間でわずか2センチ、それでも川は1日でおよそ40万トンの土砂を削り続けています。峡谷が今刻んでいる谷底の地層は、原始生命が誕生した頃のものです。その谷と峡谷の上との標高差はおよそ2000メートル。気温の差が15度以上になり、なおかつ暑い陽射しが照りつけていたかと思えば、突然冷たい風が吹きます。そうした温度差が川の激流とともに浸食をうながし、峡谷は日々広く深くなっているのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-07-23 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ドロミーティ」 ~イタリア~

国名: イタリア
分類: 自然遺産
登録年: 2009年
遺産名(英語): The Dolomites

イタリア北部、オーストリアとの国境に近いドロミーティ。14万ヘクタールに及ぶ広大な山岳地帯が世界遺産に登録されています。
ヨーロッパ有数の景勝地として知られるドロミーティですが、「シリーズ世界遺産100」では、その森に注目しました。
実は、ドロミーティの森は、1000年にわたって繁栄したベネチアを支えた重要なものだったのです。ベネチアの街は干潟の上に築かれたため、地盤の強化が必要でした。そのため、人々は、泥の下にある粘土と砂の混じった地層に、10メートルもの杭を隙間なく打ち込みました。「街を逆さにすると森になる」といわれるほど、大量に打ち込まれた杭。その杭にドロミーティの森の木が使われました。森の木が支えたのは、それだけではありません。海洋国家ベネチアの一大産業と言えば造船業。ドロミーティの森の中でも、特にトウヒの木はその強じんさから重宝され、船のマストとして使われたのです。ベネチアの街の土台となり、その産業をも支えたドロミーティの森。この森なくして、ベネチア千年の繁栄はありませんでした。
(original text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-07-23 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「イグアス国立公園(2?)」 ~アルゼンチン・ブラジル~

国名: アルゼンチン、ブラジル
分類: 自然遺産
登録年: 1984,1986年
遺産名(英語): Iguacu National Park

ブラジルとアルゼンチンの国境で、轟音を響かせながら流れ落ちるイグアスの滝。イグアスとは先住民の言葉で「壮大な水」を意味し、大小270以上の滝が連なり、最高80メートルの断崖を大量の水が落下しています。「シリーズ世界遺産100」では、イグアスの滝の雄大な姿を、地元の人々に語り継がれる「滝にかかる虹」の伝説、周辺に住む珍しい動植物とともに紹介します。伝説では、シャーマンが「世にも不思議なことを起こす」という神のお告げを聞いた後、月の光が作り出す神秘的な虹が滝にかかったと言います。高感度ハイビジョンカメラが虹の姿をとらえました。滝周辺の亜熱帯の森には、お腹の袋で子育てをする有袋類のオポッサム、木の上に寄生し、ハエや蚊の幼虫を育てる植物ブロメリアなどが生息しています。滝の裏側にはオオムジアマツバメが巣を作り、滝のカーテンによって天敵から身を守っています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-07-23 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo

> BDR-0291にもあり(説明文が違うので2の可能性あり)





●シリーズ世界遺産100 「サガルマータ国立公園」 ~ネパール~

国名: ネパール
分類: 自然遺産
登録年: 1979年
遺産名(英語): Sagarmatha National Park

ネパールにあるサガルマータ国立公園。サガルマータとはネパール語で「世界の頂点」、世界最高峰エベレストのことを意味します。「シリーズ世界遺産100」では、エベレストの絶景を望めるという標高5500メートルの頂を目指します。カメラが行く通称エベレスト街道は、山麓に暮らすシェルパ族の生活道路でもあります。登山ガイドの総称、シェルパとは、彼らの民族名が由来。取材の一行を案内してくれたのも、シェルパ族でした。道中には、至る所に、ルンタと呼ばれる5色の布が張られていました。布には、チベット仏教の経文が書かれています。シェルパ族は、敬虔なチベット仏教徒なのです。薄い空気にあえぎながら、ルンタを伝って目的の頂にたどり着くと、眼前には、最高峰エベレストが、神々しく輝いていました。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-07-24 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「富岡製糸場と絹産業遺産群」 ~日本~

国名: 日本
分類: 文化遺産
登録年: 2014年
遺産名(英語): Tomioka Silk Mill and Related Sites

明治5年に建てられた姿が、140年以上たった今でもそのまま残る、富岡製糸場。東京ドームより広い敷地面積を持つ、当時、世界最大規模の製糸工場でした。上質な生糸の大量生産に成功し、世界の絹産業を変えたのです。当初、建設や運営を担ったのは、明治政府に雇われたフランス人、ポール・ブリュナでした。生糸の専門家ブリュナは、敷地選びから機材発注まで大活躍。さらにフランスから製糸の技術指導者を招きます。そして、全国から集った工女と呼ばれる若い女性たちが、フランス人の厳しい指導のもと、技術を学びました。技術を習得した工女はふるさとに帰り、地元の製糸場で指導者として活躍。日本全国に、フランスの最新製糸技術が伝えられました。日本で生まれる上質な生糸は、世界を驚かせます。ブリュナが若いころ技術を学んだフランスのリヨンにも輸出されます。世界有数の絹織物産業の街だったリヨンで日本の生糸が、フランスのファッションを変えるきっかけを作ったのです。富岡製糸場の増産を支えたのは、3つの絹産業遺産群による技術革新がありました。繭の生産を飛躍的に伸ばした場所のひとつが、荒船風穴。1年中、冷たい風が吹き出す岩場に、蚕の卵を保管することで、年に5回以上も繭を作ることを可能にしました。自然の力も取り込み、生糸の増産にかける熱い思い。絹産業を支えた様々な人々の存在が、富岡製糸場を世界へと羽ばたかせたのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-08-01 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「済州島(チェジュド)」 ~韓国~

国名: 韓国
分類: 自然遺産
登録年: 2007年
遺産名(英語): Jeju Volcanic Island and Lava Tubes

韓国本土から南へ130キロの海に浮かぶチェジュド(済州島)は、2007年、韓国では初めて自然遺産に登録されました。島は、ハルラ山(1950メートル)の噴火によって出来た火山島です。溶岩で出来た島は、どこを掘っても石ばかり。村の守り神で、済州島のシンボルにもなっている石像「トルハルバン」も、島の石で作られています。「シリーズ世界遺産100」では、このトルハルバン作りの名人、チャン・コンイクさんが案内役となって、チェジュドを紹介します。島は、昔から三多の島と呼ばれてきました。三多とは、石と風と女が多いという意味。石ばかりのやせた土地、そこに毎年のように台風が襲うため、人々の生活は苦しいものでした。チャンさんも子供たちを栄養失調で亡くしたと言います。また、男性が海でよく遭難するため、女性の方が多くなったといわれます。しかし、人々は厳しい自然条件の中で、独自の文化を育んできました。近年は、温暖な気候と、美しい自然、独自の文化が人々の注目を集め、観光地にもなっています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-08-04 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ポンペイ遺跡」 ~イタリア~

国名: イタリア
分類: 文化遺産
登録年: 1997年
遺産名(英語): Archaeological Areas of Pompei, Herculaneum and Torre Annunziata

ナポリ近郊にあるポンペイ遺跡は、古代ローマの都市と人々の生活ぶりをほぼ完全な姿で今に伝える貴重な遺跡です。西暦79年8月24日、ナポリ湾を見下ろすベスビオ火山が大噴火すると、南東10キロに位置したポンペイの町は火山灰に埋もれてしまいました。その後、およそ1700年の時を経て始まった本格的な発掘によって、古代都市の様子がまるで時が止まったかのように出現しました。「シリーズ世界遺産100」では、繁栄の頂点で突然消えた古代ローマのタイムカプセル、ポンペイの姿をつぶさに紹介します。発掘によって現れたポンペイの町は、整然と区画され、住居はもちろん、劇場や公衆浴場、下水道まで完備されていました。人口1万人以上と推定される町には、壁画やモザイク画、市民が記した落書きなどが当時のまま残され、ローマ帝国の市民たちの贅沢で、享楽的な暮らしぶりを鮮やかに物語っています。そうした平和な日々は、ベスピオ山の大噴火によって、一瞬にして奪われてしまいます。逃げ遅れた人々は吹きつけた高熱のガスで窒息死し、その上に灰が降り積もりました。灰は硬く固まり、肉体が朽ちて空洞が残りました。研究者たちは、その空洞に石膏を流し込み、死の瞬間の姿を浮かび上がらせたのです。それは、家の中で身を寄せ合う家族、最後まで子どもに寄り添う母親、互いをかばい合うように抱き合う恋人などの姿でした。石膏の人型は、一瞬にして平和な日々を奪われたポンペイ市民の悲劇を伝えています。ポンペイ遺跡は、はかない人間の宿命を物語る世界遺産でもあるのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-08-06 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「エオリエ諸島」 ~イタリア~

国名: イタリア
分類: 自然遺産
登録年: 2000年
遺産名(英語): Isole Eolie (Aeolian Islands)

イタリア南部、シチリア島の北に浮かぶエオリエ諸島は、火山の島々です。70万年以上前の海底火山の噴火によって誕生した7つの島からなり、最北端のストロンボリ島の火山は、なんと2000年以上前から絶え間なく噴火を続けています。「シリーズ世界遺産100」では、ストロンボリ島の活発な火山の噴火の様子と、火山がもたらす恵みである「泥温泉」を紹介します。ストロンボリ島の山の頂からは、今も絶え間なく噴煙が立ち上り、夕暮れ時になると噴火を見に来る登山客の姿が多く見られます。数十分に1回噴火し、轟音と共に溶岩が噴き出される様子は、言葉では表せない畏敬の念を人々に抱かせます。そして、英語で火山という意味の「volcano(ボルケーノ)」の語源であるブルカーノ島には、世界中から観光客を集める泥の温泉があります。火山によって生み出されるこの温泉の泥には、肌に良い成分が含まれていると言われており、女性はこぞって体じゅうに塗るのです。間近に見える火山の噴火。体も心も癒やしてくれる温泉。ここでは、地球の大いなる力を体感できるのです。
(original text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-08-08 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「コソボの中世建築群」 ~コソボ~

国名: コソボ(セルビアによる申請)
分類: 文化遺産
登録年: 2004,2006年
遺産名(英語): Medieval Monuments in Kosovo

2008年に独立を宣言したコソボ共和国では、民族紛争が終結したあとも政情不安が続いています。戦禍をくぐり抜けた世界遺産「コソボの中世建築群」も厳重な警戒下にあります。「シリーズ世界遺産100」では、世界遺産になっている4つの教会・修道院の中から、デチャニ修道院を取り上げます。コソボでは1990年代、アルバニア人とセルビア人の民族紛争がぼっ発。紛争はアルバニア人の勝利で終結しましたが、今も対立が続いています。セルビア正教のこの修道院は、アルバニア人居住区に囲まれ、時折、襲撃を受けてきたため、多国籍軍によって守られています。14世紀にデチャニ修道院を造ったのは、中世セルビア王国の最盛期を築いたデチャンスキー王。セルビア正教では、支配者であった中世セルビア王国の王が、宗教上の聖人としても崇拝されており、デチャニ修道院にはデチャンスキー王の遺体が安置されています。聖人の遺体は腐らないとされ、遺体を覆う布からはミイラになった右手だけがのぞいています。紛争によって、厳しい立場に立たされているセルビア人は、民族の栄光の時代を築いた王のひつぎに祈りを捧げ、心の支えを得ようとしています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-08-12 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「チャンチャン考古地区」 ~ペルー~

国名: ペルー
分類: 文化遺産/危機遺産(1986) 
登録年: 1986年
遺産名(英語): Chan Chan Archaeological Zone

チャンチャン考古地区は、ペルー北部の砂漠地帯に広がる、南米最大の古代都市の跡。13世紀から15世紀ごろに栄えたチムー王国の都でした。遺跡は、それぞれが巨大な宮殿だったと考えられている9つの地区からなっており、総面積は東京ドーム500個分にも及びます。「シリーズ世界遺産100」では、遺跡に刻まれた数々のレリーフや出土品を手がかりに、チムーの人々がどんな暮らしをしていたのか、また、砂漠の真ん中に誕生した王国がなぜ巨大都市を築くまでに発展し、繁栄を続けることができたかを探ります。文字をもたなかったチムー王国は、その歴史の大半が謎に包まれています。しかし、日干しレンガで出来た遺跡はもろく、度重なるエルニーニョによる大雨や風化によって、崩壊が進んでいます。危機遺産にも指定されており、遺跡の謎を解きながら保存する努力が続けられています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-08-14 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「アフラージ灌漑施設」 ~オマーン~

国名: オマーン
分類: 文化遺産
登録年: 2006年
遺産名(英語): Aflaj Irrigation Systems of Oman

国土の8割が砂漠というアラビア半島のオマーン。しかし、所々に緑で覆われたナツメヤシの畑が出現します。アフラージ(「ファラジ」の複数形)と呼ばれる灌漑(かんがい)施設が整っているからです。オマーン国内にはおよそ3000ものアフラージがありますが、そのうちの5か所が世界遺産になっています。「シリーズ世界遺産100」では、2700年も昔から独特の灌漑施設を築き、貴重な水を分け合いながら生きてきた人々の生活を紹介します。取材したのは北部にあるビルケットモーズ村。人々は村から40kmも離れた山の中に水源を見つけ、水を引いてきました。高低さだけで流れ込む水は、村の中を血管のように走っています。人々はその水で、炊事や洗濯をし、水浴びもします。アフラージの水を引き込んだ畑で育つナツメヤシは、イスラム教で「神が授けた食べ物」とされるもの。預言者ムハンマド以来のイスラムの伝統を支えるのも、アフラージの水なのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-08-18 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「スホクラントとその周辺」 ~オランダ~

国名: オランダ
分類: 文化遺産
登録年: 1995年
遺産名(英語): Schokland and Surroundings

オランダ北部のアイセル湖は、もともと北海に続く海の湾でした。1918年、この湾の両岸をつなぐ長さ30キロの大堤防の建設が計画され、1930年に完成し内湾はアイセル湖となったのです。この大堤防の建設は内湾となった湖にさらに干拓地を作るためでした。「シリーズ世界遺産100」では、大堤防と干拓地を計画したコルネリス・レリー博士の偉業を伝えます。土木技師でオランダの水利委員会の大臣であったレリー博士は、内湾に浮かぶスホクラント島が水没の危機にあることを懸念していました。博士はこのスホクラント島周辺を干拓して全体を農地にしようと考えました。そこで最初に行ったのが、内湾を閉め切り大堤防で遮断し水位が安定した湖にすることでした。大堤防は両岸を結ぶ高速道路としても利用されています。スホクラントとその周辺の干拓地は1942年に完成し、淡路島とほぼ同じ面積の干拓地が出来上がりました。干拓の成功により島を離れていた人々も戻り、新たな入植者もいっぱいやってきて農業を営むようになりました。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-08-19 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「マラウイ湖国立公園」 ~マラウイ~

国名: マラウイ
分類: 自然遺産
登録年: 1984年
遺産名(英語): Lake Malawi National Park

マラウイ湖はアフリカ大陸で3番目に大きな湖、面積は四国の1.5倍、マラウイの国土の4分の1を占めます。最大深度は706メートルに及び、500種以上の魚類が確認されており、そのほとんどがこの湖固有種というのが特徴です。「シリーズ世界遺産100」では、マラウイ湖で一番数が多い「カワスズメ」の神秘の子育てを紹介します。繁殖期を迎えたオスのカワスズメは、口で砂を積み上げメスを迎える産卵の場を作ります。メスはオスが用意した産卵の場をめぐって、気に入ったオスのところで産卵します。産卵した後、メスは自分の口の中に卵をくわえ、受精卵を口の中で育てます。それは卵を狙う他の魚からわが子を守るためです。ようやく稚魚となったカワスズメの子は、母親の口の中から出てきますが、まだまだ危険がいっぱいです。そこで、カンパンゴという大きなナマズの子育てを利用しようとします。カンパンゴは岩のそばに自分の稚魚を隠すように子育てをしています。カワスズメの親にとっては、大きなカンパンゴのそばに自分の稚魚を預けるのは安全なのです。一方カンパンゴにとっても、カワスズメの親が周りを守るので、ありがたいことなのです。カワスズメとカンパンゴの子育てをめぐる共生です。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-08-21 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ドナウ・デルタ」 ~ルーマニア~

国名: ルーマニア
分類: 自然遺産
登録年: 1991年
遺産名(英語): Danube Delta

ヨーロッパの大河ドナウ川が黒海に至る河口付近は、無数の支流に分かれ三角州を形成しています。6800平方キロに及ぶヨーロッパ最大の湿地帯で、アシの群生地としては世界最大の広さで、300種以上もの野鳥や45種類もの淡水魚などが生息しています。手つかずの自然が残されたドナウ・デルタは、ヨーロッパ最後の秘境と呼ばれています。「シリーズ世界遺産100」では、ドナウ・デルタに住む漁師のイワンさんの案内で、デルタの自然を紹介します。この地に住む人々はリポバ人と呼ばれ、迫害を逃れロシアから移り住みました。彼らはアシを使って家を建てるなど、デルタの自然と共に生きています。しかし、ドナウ・デルタの主役は野鳥たちです。300種以上もいる野鳥のシンボルといえるのが、毎年アフリカから渡ってくるモモイロペリカンです。広大なアシ原に守られて、人間の手が及ばないドナウ・デルタは、ヨーロッパ最後のモモイロペリカンの棲息地です。集団で追い込み漁をするモモイロペリカンの珍しい生態を伝えます。
(original text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-08-22 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ラボーのブドウ畑」 ~スイス~

国名: スイス
分類: 文化遺産
登録年: 2007年
遺産名(英語): Lavaux, Vineyard Terraces

スイスのレマン湖に面するラボー地区。南斜面には30キロメートルに渡ってブドウ畑が広がり、スイスワインの代表的な産地として知られています。「シリーズ世界遺産100」では、15世紀から続くブドウ農園の22代目の当主、フランシス・シェバレーさんのブドウ畑を訪ね、また、このラボーのワインをこよなく愛した喜劇王チャップリンの逸話をご紹介します。ラボーで栽培されているブドウの品種は、白ワイン用。急斜面に石垣を造り、段々のブドウ畑を築いてきました。この石垣には、昼間ためた熱を夜に畑に放出するという工夫が込められていました。1952年、チャップリンはアメリカからこのラボーに亡命します。アメリカ国内で共産主義者だとのそしりを受けた末の選択でした。そして、ブドウ畑の端に居を構え、その後生涯を終えるまで、20年以上この地で過ごします。亡命直後に歓迎会が開かれたワインセラー、散策したブドウ畑など、チャップリンにとって、ラボーのワインとブドウ畑は晩年の安らぎを与えてくれる存在でした。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-08-23 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「コトル」 ~モンテネグロ~

国名: モンテネグロ
分類: 文化遺産
登録年: 1979年
遺産名(英語): Natural and Culturo-Historical Region of Kotor

アドリア海が陸地に入り込み、複雑な入り江となっているモンテネグロのコトル湾。一帯には、中世、港湾都市として栄えた町が点在しています。中でも、湾の最も奥に位置するコトルは、中世の薫りが色濃く残る町です。「シリーズ世界遺産100」では、コトル地方の美しい自然と、発展の歴史をご紹介します。城壁に囲まれたコトルの町は、古来、様々な国に支配されながらも自治を守って繁栄してきました。石畳の路地沿いには、12世紀から14世紀ごろに建てられた建物が立ち並び、まるで時が止まっているかのようです。特に目立つのは、教会。コトルは、カトリックとギリシャ正教会の文化圏が重なっており、双方の教会が数多く存在するのです。海運が栄えたコトル湾沿岸では、スラブ諸国で初めての航海士の学校も作られました。その名声はロシアにまで及び、17世紀末、ピョートル大帝が士官学校の生徒たちをこの学校に派遣、航海術を学ばせたという逸話が残っています。20世紀に入り、地震や内戦で町は大きな被害を受けましたが、徐々に復興も進み、栄光ある中世の姿を取り戻そうとしています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-08-27 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「タラゴナ遺跡群」 ~スペイン~

国名: スペイン
分類: 文化遺産
登録年: 2000年
遺産名(英語): Archaeological Ensemble of Tarraco

地中海に面したスペインのタラゴナは、紀元前218年ローマ軍に占領されました。町は古代ローマ帝国によるイベリア半島侵略の拠点となり、今もローマ時代の遺跡があちこちに見られます。「シリーズ世界遺産100」では、タラゴナの町に残るローマ遺跡と、年一度開催されるローマ祭りを通して、古代ローマと共に生き続けている市民たちを紹介します。特に保存状態が良いのは、地中海を望んで建つ円形闘技場です。かつてここで催された剣闘士の死闘は、市民の最大の娯楽でした。ローマ祭りの催しの中でも最も人気があるのも、この円形闘技場で行われる剣闘士の戦いの再現です。観客は古代ローマの時代と同じように、親指を上にして負けた者を救え、と叫び、興奮に酔います。タラゴナの人々は祭りの間、古代ローマにタイムスリップするのです
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-08-28 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「イスタンブール歴史地区2」 ~トルコ~

国名: トルコ
分類: 文化遺産
登録年: 1985年
遺産名(英語): Historic Areas of Istanbul

アジアとヨーロッパの接点に位置するトルコのイスタンブール。紀元前から政治や交易の中心地として栄え、今でも町には古代ローマからビザンツ帝国、そしてオスマン帝国に至るまでの各時代ごとの歴史的建造物が多く残ります。「シリーズ世界遺産100」では、イスタンブールの象徴ともいえるアヤ・ソフィアを紹介し、その壁に描かれたモザイク画の傑作をお見せします。アヤ・ソフィアは15世紀から500年続いたオスマン帝国時代、最も格式の高いイスラム教のモスクでした。今は博物館となりましたが、堂内には神聖な雰囲気が漂っています。ところが、モスクだったその壁には聖母マリアが描かれています。実はアヤ・ソフィアはビザンツの時代はキリスト教の大聖堂だったのです。多くのキリスト教の壁画はイスラムの時代に漆喰で上から塗りつぶされたため、現在修復が行われています。ビザンツ時代の壁画は色ガラスを使ったモザイク画で、その技術の高さは驚くべきものでした。中でも最高傑作と称される「請願図」に描かれたキリスト像の美しさには目を見張るものがあります。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-09-07 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「平遥古城2」 ~中国~

国名: 中国
分類: 文化遺産
登録年: 1997年
遺産名(英語): Ancient City of Ping Yao

中国・山西省の城郭都市、平遙は、明や清の時代の姿をそのまま残した世界遺産の町です。中国国内ではほとんど無くなった町の城壁は、ほぼ完全な形で保存されており、城壁の中にびっしりと屋根が連なる景観は数百年前から変わっていません。中でも貴重なのは、四合院と呼ばれる中国の伝統的な建築様式の家々です。中庭を囲んで四棟が建つ造りで、かつては中国ではよく見られましたが、今は歴史的価値がある家となっています。「シリーズ世界遺産100」では、伝統的な四合院の家に住む趙さん夫婦のお宅に伺い、家が危機に遭ったときのエピソードを紹介します。200年前に建てられた趙さんの家には、いたるところに当時の木彫りの装飾品が飾られています。芝居の名場面などが彫られたもので、裕福だった頃をしのばせる文化財です。しかし文化大革命の時代に伝統的なものは反革命的とされたため、この装飾品も破壊されそうになりました。その時に夫の劉さんが、ある行動で数々の木彫りの装飾品を救ったのです。さて、その方法とは…? 続きは番組をご覧ください。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-09-10 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「イスファハンの金曜モスク」 ~イラン~

国名: イラン
分類: 文化遺産
登録年: 2012年
遺産名(英語): Masjed-e Jame of Isfahan

金曜モスクとは地域の中心となる大きなイスラム教のモスクのことで、金曜日には集団礼拝が行われます。イランの古都イスファハンにある金曜モスクは8世紀に創建されたイラン最古のモスクで、11世紀から18世紀の建築物が混在していて「イスラム建築の博物館」と呼ばれています。「シリーズ世界遺産100」では金曜モスクの建築や装飾から、イスラム建築を代表するペルシャ様式の美しさを紹介します。イランのモスク建築の大きな特徴はイーワーンです。建物と中庭の間に設けられた大きなアーチ形の空間のことですが、イスファハンの金曜モスクにはイーワーンが対面するように4つも建っており、建物全体に美しいフォルムをつくりだしています。そのイーワーンの壁を飾るのがタイルのモザイク装飾です。16~17世紀の職人が各色のタイルを小さく削って組み合わせたものですが、多くのタイルが細かく複雑に絡み合う装飾の美しさには目を見張ります。草花を幾何学的に配置したアラベスクやアラビア文字をデザイン化したカリグラフィーなど、偶像崇拝が禁止されたイスラム教だからこそ生まれた芸術をお楽しみください。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-09-10 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「武夷山」 ~中国~

国名: 中国
分類: 複合遺産
登録年: 1999年
遺産名(英語): Mount Wuyi

中国・福建省の西北部に連なる武夷山は、古から、中国随一と称えられてきた名勝地。太古の地殻変動によって作り出された断崖や、曲がりくねった川が、まさに山水画の世界を作り出しています。この絶景を堪能するには、九曲渓と呼ばれる川を、筏で下るのが一番だとか。「シリーズ世界遺産100」では、カメラも筏に乗って、武夷山をご紹介します。武夷山の美しい自然は、古来から人々を惹きつけてきました。そして、そこに住み着いた人々は、独自の文化を発展させてきました。その文化の代表といえば、お茶。特に武夷山の岩の下で栽培される「武夷岩茶」は、高級ウーロン茶として知られます。岩から染み出した栄養たっぷりの水が、独特の味と香りの秘密だそうです。武夷山は、自然と文化が一体となった「複合遺産」。絶景を眺めながら、武夷岩茶を一服・・・きっと気分は最高です。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-09-11 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ペルシャ式庭園」 ~イラン~

国名: イラン
分類: 文化遺産
登録年: 2011年
遺産名(英語): The Persian Garden

アルハンブラ宮殿やタージ・マハルはその庭園の美しさにも定評がありますが、そうしたイスラムの庭園の起源となったのがペルシャ式庭園です。イラン各地に歴史的なペルシャ式庭園があり、その内9つが世界遺産になっています。「シリーズ世界遺産100」では2つの庭園を紹介し、楽園と呼ばれた庭園の特徴とその美しさをご覧いただきます。17世紀頃に時の王によって造園されたフィーン庭園は典型的なペルシャ式庭園で、まるでとりでのような厚い壁に囲まれています。猛暑や砂嵐など厳しい自然の地で、外界から遮断された快適な場所を造り庭園としたのです。こうした庭園を古いペルシャ語で「パイリダエーザ」と呼び、これがパラダイスの語源となりました。庭園内は水路が張り巡らされて四角く区切られています。水が主役となるのがペルシャ式庭園の特徴です。乾燥地帯のイランで豊かな水が絶えず流れる庭園はまさに楽園でした。どのように水を確保したのか?番組ではその秘密も探ります。古都イスファハンにあるチェヘルソトゥーン庭園には、大きな池のほとりに宮殿と呼ばれる建物が建っています。この庭園は迎賓館として造られたもので、水が溢れる風景の中で、王は外国からの客人をもてなしたのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-09-11 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「安徽省の宏村」 ~中国~

国名: 中国
分類: 文化遺産
登録年: 2000年
遺産名(英語): Ancient Villages in Southern Anhui - Xidi and Hongcun

中国安徽省の山に囲まれた盆地の中に、桃源郷のモデルにもなったと言われる村々があります。宏村はその中でも最も美しいと言われる水に囲まれた村で、明清代に建てられた伝統的な古民家が100軒以上残る村です。「シリーズ世界遺産100」では、この美しい村がどのような経緯で作られたのかを伝えます。村には600年も前に築かれた水路が縦横に張り巡らされ、人々の炊事、洗濯に今も欠かせません。水路の水は民家の中の床下にも引き込まれ、夏の冷房の役割を果たします。こうした民家は宏村出身の商人たちが、晩年故郷に戻って築いたものです。商人には学問が必要だとの考えで、宏村では教育を大事にしてきました。村出身の商人は外では安徽商人として名を馳せました。彼らが故郷に戻って作った豪華な家には「馬頭垣」という独特の塀が作られました。馬頭垣はその高さが高いほど、財力を示す証でした。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-09-12 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「アランフエス」 ~スペイン~

国名: スペイン
分類: 文化遺産
登録年: 2001年
遺産名(英語): Aranjuez Cultural Landscape

スペインの首都マドリードから南へ48キロ。アランフエスは、タホ川沿いに広がる緑豊かな街です。スペインを代表する作曲家、ロドリーゴによる「アランフェス協奏曲」でもその名を知られます。「シリーズ世界遺産100」では、アランフェス協奏曲と共に、町の歴史をご紹介します。町は16世紀、アランフエス宮殿と共に生まれました。スペイン帝国最盛期の王、フェリペ2世が、夏の離宮として作ったアランフエス宮殿は、200年の歳月を経て、18世紀に完成。壁や天井が中国風の磁器で覆われた「磁器の間」や、極彩色のモザイクで飾られた「アラブの間」など、歴代の王たちの好みを反映した個性的な部屋が連なっています。王たちは、川や運河を利用して、緑豊かな街づくりも進めました。この辺りは、乾燥した気候ですが、アランフエスは市街地の20%が庭園。アランフェス協奏曲も、ロドリーゴが、美しい庭園を散策中に曲想を得たと言われます。数百年にわたる街づくりが評価され、アランフエスは町全体が世界遺産になっています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-09-24 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「王立展示館とカールトン庭園」 ~オーストラリア~

国名: オーストラリア
分類: 文化遺産
登録年: 2004年
遺産名(英語): Royal Exhibition Building and Carlton Gardens

オーストラリア第二の都市、メルボルン。ガーデンシティと呼ばれるほど緑の多いメルボルンでも、カールトン庭園は、その規模と美しさで知られます。庭園の奥には、王立展示館があり、二つ合わせて世界遺産に登録されています。「シリーズ世界遺産100」では、オーストラリアの歴史とも重なる王立展示館の歴史をご紹介します。王立展示館は、1880年に開催された万国博覧会のために造られました。本格的なヨーロッパ様式を取り入れた背景には、「流刑地」「植民地」というイメージを払拭したいという人々の思いがありました。建物の建設には、巨額の費用がかかりましたが、当時、オーストラリア大陸はゴールドラッシュに沸いており、財政には余裕があったのです。メルボルン万博には、世界30カ国が参加。テレビも飛行機もない時代、万博は各国が最先端の技術を披露しあう見本市として、とても重要でした。それから21年後の1901年、オーストラリアはイギリスから独立。王立博物館では記念すべき第一回オーストラリア連邦議会が開かれました。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-09-25 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ベルリンの近代集合住宅群~ドイツ~

国名: ドイツ
分類: 文化遺産
登録年: 2008年
遺産名(英語): Berlin Modernism Housing Estates

ベルリンにある6つの近代集合住宅群が、2008年、世界遺産に登録されました。20世紀初め、労働者のために造られたものです。「シリーズ世界遺産100」では、その建設に大きな役割を果たした建築家、ブルーノ・タウトに焦点を当てながら、この住宅群が世界遺産として認められた理由を探ります。20世紀初頭のドイツでは急激な工業化が進み、都市に多くの労働者が流入。住宅環境は劣悪で、下水道もないアパートに大家族がひしめき合い、結核が蔓延していました。そうした状況を改善しようと立ち上がったのが、タウトを中心とする建築家たちです。当時、大量生産が可能になったコンクリートやガラスなどの素材を駆使することで、コストを抑えつつ、独創的な色使いやデザインで、個々の家に個性をもたせる工夫がされました。もう1つの特徴は、緑あふれる庭の存在です。タウトの設計の根底には、住まいとは、建物だけでなく周囲の環境も合わせて、住む人を心豊かに幸せにするものでなくてはならないという考えがあったのです。その先進性は、世界の住宅政策や都市計画にも大きな影響を与えました。そして、タウトらが造った住宅群には、建設から80年以上時を経た今も人々が住み続けています。
(original text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-10-02 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「アルフェルドのファグス工場」 ~ドイツ~

国名: ドイツ
分類: 文化遺産
登録年: 2011年
遺産名(英語): Fagus Factory in Alfeld

ドイツ北部の小さな町アルフェルドは豊かな森に囲まれ、木材加工業が発展しました。この町でひときわ目立つのが、茶色の煙突を持ったモダンなデザインの工場。1911年に着工し、世界初のモダニズム工業建築といわれるファグス工場です。「シリーズ世界遺産100」では、働く人たちのための工場を建設しようと情熱を傾けたふたりの男の交流を通して、ファグス工場の機能美を紹介します。ここは、今も人々が働いている「生きた世界遺産」です。製作されているのは「靴型」。ブナの木を100分の1ミリ単位で削っていく、極めて繊細な職人技です。初代社長カール・ベンシャイトは、働く人々の環境と健康を第一に考え、福利厚生の充実を目指しました。ベンシャイトが新しい工場を作るにあたって見いだしたのが、当時駆け出しの建築家だったヴァルター・グロピウスです。グロピウスも「仕事場を働く人の宮殿にするべきだ」という信念を持ち、かつてない斬新な工場を建設したいと考えていました。ふたりは意気投合し、より働きやすい職場を追求。そして実現したのが巨大なガラスの壁です。19世紀の一般的な工場は窓が小さく、内部が暗かったために働く人々のけがが絶えませんでした。しかし、ファグス工場の職人たちは太陽の光の中で仕事をすることができるようになり、けがは減り、靴型の品質も大幅に向上しました。大量のガラスを用いた革新的なデザインはその後世界に広まり、工場にとどまらず、さまざまな現代建築に大きな影響を与えたのでした。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-10-03 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ノールパドゥカレーの炭鉱地帯」 ~フランス~

国名: フランス
分類: 文化遺産
登録年: 2012年
遺産名(英語): Nord-Pas de Calais Mining Basin

フランス北部、ベルギーとの国境近くに東西120キロに渡り100を超える炭鉱施設が残されています。1720年から1990年まで、フランス全体の消費量の4分の3の石炭が、この地帯から掘り出されました。それは近代国家の基盤を作る上で重要な役割を果たしました。「シリーズ世界遺産100」では、急速な石炭産業の成長を支えた炭鉱労働者の獲得競争にスポットあて、炭鉱各社が編み出した社宅戦略を紹介します。19世紀に入りフランスでも産業革命が始まります。炭鉱各社は労働者を農村から大量に呼び寄せる必要に迫られました。そこで選ばれた戦略が社宅建設でした。機能的で清潔な室内、なにより独立したリビングや寝室があるという間取りが人気を呼び、社宅作戦は大当たりします。しかし、第一次世界大戦によって多くの労働者が戦場で命を落とす結果となり、戦後、炭鉱各社は再び大量の労働者獲得をする必要に迫られます。そこで目をつけたのが外国人労働者です。今度は大型の戸建て住宅を建設して、リクルート戦略を展開します。この戦略によって、ポーランド人を皮切りに、延べ29か国から22万人もの労働者が集まりました。300年前、のどかな田園風景が広がるだけだったこの地域には、700の新しい町が誕生し、12万軒の社宅が建ち並ぶこととなったのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-10-08 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「ザンクト・ガレン修道院」 ~スイス~

国名: スイス
分類: 文化遺産
登録年: 1983年
遺産名(英語): Abbey of St.Gall

スイス北東部のザンクト・ガレンは、キリスト教の神学研究の拠点としてヨーロッパ中に知られてきました。8世紀に建てられたザンクト・ガレン修道院の図書館に、修道士たちが書き残した写本をはじめ貴重な蔵書があったからです。その数は16万冊に上ります。「シリーズ世界遺産100」では、図書館司書のカール・シュムキさんに収蔵庫を案内してもらい、ザンクト・ガレン修道院で育まれた中世の写本芸術を紹介します。図書館の入り口に掲げられたギリシャ語「プシヒス・イアトゥリオン」は、魂の病院を意味しています。中世、教養がないことは心の病と考えられ、図書館はそれを癒す場所でした。蔵書で最も貴重なのは、印刷技術が発明される前、8世紀から12世紀に修道士たちによって書き写された写本です。2000冊の写本は、神学だけでなく医学や天文学にも及んでいます。頭文字を絵画のように飾るイニシャル芸術は、ザンクト・ガレン修道院で一層豪華に発展しました。番組では、かつての修道士さながらに、専門家による写本の実演も披露します。1000年の歴史を誇った修道院は1805年に閉鎖されましたが、図書館は今も開かれヨーロッパ精神の根源が伺える場所となっています。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-10-10 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「乳香の土地」 ~オマーン~

国名: オマーン
分類: 文化遺産
登録年: 2000年
遺産名(英語): Land of Frankincense

アラビア半島の南端に位置する国、オマーンのドファール地方には世界でも類の無い独特の香り文化が根付いています。「シリーズ世界遺産100」では、香り文化を支える香料が作り上げた伝統と魅力を紹介します。その香料とは“香りの王様”とたたえられる「乳香(にゅうこう)」です。英語名はフランキンセンス。炭で焚くとさわやかな柑橘系の香りが広がります。乳香は、ドファール地方に自生する樹木の樹脂を乾燥させたものです。その香りは、紀元前1千年頃から世界中の王侯貴族たちを魅了してきました。かつては黄金と同じ価値を持ち、ドファールに莫大な富をもたらしました。番組では、今もドファールに息づく香り文化を通して、人々の心をとらえる香りの魅力を伝えます。
(original text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-10-16 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo





●シリーズ世界遺産100 「アルルのローマ遺跡とロマネスク建造物」 ~フランス~

国名: フランス
分類: 文化遺産
登録年: 1981年
遺産名(英語): Arles, Roman and Romanesque Monuments

フランス南部、プロバンス地方の都市アルルは、紀元前1世紀にカエサルが築いた植民都市以来の歴史を持っています。街には、円形闘技場や公衆浴場など、数多くの古代ロ-マ時代の遺跡と、12世紀に作られたロマネスク建築の傑作、サン・トロフィム聖堂が残されています。「シリーズ世界遺産100」では、アルルに残る古代と中世の遺構を紹介するとともに、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホとポ-ル・ゴーギャンという、二人の天才画家の共同生活から生まれた絵画の数々も紹介します。アルルに数多く残る古代遺跡の中でも、2万5千人もの収容能力を持つ円形闘技場は、60ものアーチが組み合わさってできた美しい建物です。現在でも復活祭の週末には闘牛が行われています。12世紀に作られたサン・トロフィム聖堂はロマネスク様式の傑作として知られ、柱には聖書の物語に題材をとった見事な彫刻が施されています。南国の太陽の下に映えるアルルの情熱的な風土は、いつの時代も人々を惹きつけてきました。二人の天才画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホとポ-ル・ゴンギャンもこうした風土に惹かれ、共同生活を送りながら数多くのアルルを描いた作品を残しています。ゴーギャンの「アリスカン墓地」、ゴッホの「黄色い家」や「ラングロワの橋」などの作品は、光あふれるアルルの街が生み出したものとも言えるのです。
(text from NHK site)

NHK総合 5min 2014-10-20 Air check by Sony Giga Pocket Digital 3.5 Stereo



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