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●新日曜美術館 「フェルメール つきぬ魔法の秘密」 〜“牛乳を注ぐ女”〜

フェルメールの最高傑作と言われる「牛乳を注ぐ女」が、日本で初公開されている。柔らかな日差しが射し込む部屋で、女性が器に牛乳を入れているという何気ない光景を描いた1枚。見る者をとりこにする魔法のような作品の魅力はどこにあるのか?大橋巨泉さんは、女性の表情に注目する。牛乳を注ぐことだけに集中しているその表情には、一切の迷いやぶれがない。そこに、フェルメールの女性に対するあたたかな眼差しを感じるという。フェルメールほど、女性が日常の一瞬にかいま見せる姿に美しさを見いだした作家はいないのではないかと考えている。 有吉玉青さんは、絵に描き込まれた細部にこそ美しさがあるという。壁に打ち込まれた小さな釘の影までかいていたり、窓ガラスが割れて光がもれている様を、色合いの違いで絶妙に表現していたり・・。ひとつひとつの細やかな描写が、これ以外にないと思わせるほど圧倒的な存在感を放つのは、リアリズムを追求したのではなく、見る者が一切の疑問を抱かないような説得力を隅々に持たせるためだったのではないかと考える。今回は、檀ふみさんもゲストの一員として参加。フェルメールと同時代の17世紀オランダ絵画との比較も交えながら、「牛乳を注ぐ女」を通して、希代の画家が絵に込めた思いを読み解いていく。 出演: 大橋巨泉さん、有吉玉青さん(作家)
(text from NHK site)

ノイズなし
NHK教育 45min 2007-11-18 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo





●新日曜美術館 「乾山 日本のうつわを変えた男」

「懐石料理のうつわの元祖」と呼ばれる男がいる。江戸時代、京都で活躍した伝説の陶工・尾形乾山。それまで実用本位だった料理の器に、遊び心あふれる造形美を注ぎ込み、型破りな器を作り続けた。乾山はどのように斬新なやきものを生み出したのか?謎とされてきた創作の様子が、2000年から始まった京都・鳴滝の窯跡の本格的な発掘によって、浮かび上がってきた。発見されたのは、8000点に及ぶ陶片。立命館大学・木立雅朗教授らによる分析からは、当時最先端の技術だった磁器や、かんなをかけたような削り目をほどこした大胆な意匠など、革新的で多種にわたるやきものを手がけていたことが明らかになった。さらに見つかった破片から、乾山の窯を復元。それは、直径5〜60センチほどの円柱形で、現在ではほとんどすたれてしまった、素焼きの低火度焼成タイプのものだった。これによって、謎の技法の再現が可能となった。壊れやすくなる技法を、なぜあえて使ったのか?乾山にまつわる不思議のひとつが説き明かされたのだ。日本の器の歴史を変えたといわれる乾山。それは、日本で初めての「個人の窯」によるブランドの誕生であった。最新調査をもとに、知られざる乾山の実像と創造の原点に迫る。
(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に、ごく軽いノイズあり>
NHK教育 45min 2007-12-02 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo





●新日曜美術館 「こんぴらさん 知られざる美」 〜若冲、応挙から21世紀へ〜

“こんぴらさん”の名で知られる四国の金刀比羅宮(ことひらぐう)は、信仰の社であるだけでなく、日本有数の美の宝庫でもある。 伊藤若冲、円山応挙が思いのままに筆をふるった華麗な障壁画がふすまを埋め尽くし、普段は非公開の傑作の数々が今、一挙に公開されている。全部で201の草花が空間を埋め尽くすように描かれた若冲の「花丸図」。大地から切り離された花々は、命ある生き物とは違った新たな装飾性を帯びて、若冲独特の感性が狭い部屋中に花の香りを充満させている。一方、円山応挙は、若冲とは逆に、部屋の中だけにとどまらず、外の空間をも取り込んだ壮大な絵を描いている。ふすま絵の滝から流れ落ちた水が、部屋を飛び出し、実際の庭園へと流れていく。絵と現実を組み合わせたバーチャルな作品は、応挙晩年の代表作である。また、虎の間では、どの角度から見ても自分を見ているような不思議な目をした「八方にらみの虎」を描くなど、ユニークなふすま絵もある。常にユニークで新しい文化や芸術を取り入れる“こんぴらさん”の気風は、21世紀の今も続いている。江戸時代から現在まで、書院の空間性を最大限に活かした“こんぴらさん”の知られざる美の全ぼうを紹介する。
(text from NHK site)

ノイズなし
NHK教育 45min 2007-12-16 Air check by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo






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