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●世界美術館紀行 「ミロのヴィーナス 究極の美の秘密」 〜ルーヴル美術館[3]〜


ルーヴル美術館が誇る数々の女神たち。古代彫刻に始まり、ダ・ヴィンチ、クラナッハ、
ルーベンス、アングルにいたるまで…。その頂点に立つのが古代ギリシア時代に作られた
愛の女神「ミロのヴィーナス」。「モナリザ」と双璧をなすルーヴルの至宝である。
ミロのヴィーナスが発見されたのは1820年、場所は、エーゲ海のミロス島。
偶然ひとりの農夫が掘り当てた。二千年前の姿をほぼ完璧な全身像でとどめたまま
発掘されるのはまさに奇跡中の奇跡といわれている。その「ミロのヴィーナス」が
どのようにルーヴルに収められたのか? 美術館に残された史料から、オスマン帝国や
バイエルンとの争奪戦の状況や、パリに運ばれるまでのいきさつをうかがい知ることができる。
一般公開されたのは1821年、ナポレオンが失脚しルーヴルの所蔵品が最盛期の
5分の1に縮小した間もない頃だった。この像は「古代が現代に与えた最高の美」と賞賛され、
美の国フランスの復権の象徴となった。「ミロのヴィーナス」がこれほどの賞賛を
受けるのはなぜか? それは八頭身、S字形のポーズ、端正な顔立ちなど、ヨーロッパ美術の
源流ともいえる美意識が凝縮されているからといわれている。また驚くべきは「黄金比率」
という緻密な計算に基づく造形が、例えばバストとヒップ「1対1.618」というように
身体のさまざまな箇所で用いられている。そして、女神たちが服を脱ぎ、身体をくねらせ、
こうした「理想美」が確立するまでの流れを、ルーヴルが所蔵する古代ギリシアの
彫刻からたどることができる。番組では、「ミロのヴィーナス」を中心にルーヴルが所蔵する
「愛と美の女神」たちを紹介し、そこに込められたヨーロッパの美意識にふれる。
(text from NHK site)

<受信障害により映像全体に軽いノイズあり>
NHK総合 25min 2004-08-21(2004-06-04の再放送)
Air ckeck by Sony Giga Video Recorder v4 Stereo (MPEG-1)

> HDD-Gにビデオカプセルあり 0422









 

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